2ピースタイプのインプラントは、顎骨に埋め込むインプラント体と、その上に取り付けるアバットメントから成り、最終的な人工の歯を支えます。この構造により、治療の柔軟性が高まり、患者の口腔内の状態やニーズに応じたカスタマイズも可能です。インプラント体とアバットメントが分かれているため、顎骨との統合後にアバットメントを選択し、患者の口腔の状況に合わせた治療が行えるのが特徴でもあります。
2ピースタイプのインプラントのメリットは、その柔軟性と適応範囲の広さにあります。治療を受ける患者さんの個別のニーズに合わせたカスタマイズを可能にし、幅広い臨床状況に対応することができます。
2ピースタイプのインプラントは、アバットメントとインプラント体が分離していることから、アバットメントの角度や高さを調整できます。これにより、患者さんの口腔内の具体的な状態や、見た目に関するニーズに応じて、インプラントの位置や傾斜を最適化することが可能に。また、治療過程での予期せぬ状況変化にも柔軟に対応できるため、より高い成功率と患者満足度を実現を図れます。
2ピースタイプのインプラントは、その構造的な特性により、前歯から奥歯まで、幅広い適用範囲を持ちます。インプラント治療を検討している多くの患者にとって大きなメリットと言えるでしょう。さらに、骨の量が限られている場合や、特定の解剖学的制約が存在する場合にも、適切なアバットメントの選択と位置調整によって、治療を可能にします。
2ピースタイプのインプラントは多くのメリットを提供しますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。デメリットを理解しておくことも、患者と医師が治療方法を選択する際に重要です。
2ピースタイプのインプラントは、アバットメントとインプラント体の接続部に微小な隙間が存在する可能性があります。この隙間から細菌が侵入しやすくなり、インプラント周囲炎のリスクが高まることがあります。インプラント周囲炎は、インプラントの長期的な成功に影響を与える可能性があるため、定期的なメンテナンスと適切なオーラルハイジーンが非常に重要になります。
2ピースタイプのインプラントは、アバットメントの取り付けを含めた複数の手順を必要とします。これにより、手術の複雑性が増し、手術時間が長くなることがあります。また、この手術の複雑性は、インプラントを施術する歯科医師に高い技術と経験を要求します。
2ピースタイプのインプラントでは、アバットメントとインプラント体の間の正確なフィットが重要です。不適切な取り付けは、インプラントの安定性に影響を与え、最終的な冠のフィット感や機能性に悪影響を及ぼす可能性があります。
自費診療で高額な治療費のインプラント。一般的な虫歯治療とは違い、外科的な手術を伴うことから、専門的な知識や技術が必要な治療法と言います。ここでは、インプラントに関する学術や技術的な研鑽を積み重ねる日本口腔インプラント学会に所属する医師が在籍し、感染症などのリスクを減せるオペ室を完備する京都のクリニックをご紹介します。
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(※)「インプラント 京都」でGoogle検索し、100位までに表示された61のクリニックの中から、対応するインプラントメーカーや治療の種類、オペ室の設置、日本口腔インプラント学会に所属する医師を公式HPで明記する10クリニックを選出。その中から特徴的な3つのクリニックを紹介しています。(2024年4月2日調査時点)